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大人の科学教室「クラゲの秘密」

クラゲの秘密に迫った科学教室です。

 2月19日(日)、大人の科学教室「クラゲの秘密」が開催されました。クラゲは一生のうちに何度も姿が変わっていきます。私たちが目にしているクラゲはクラゲの1つの姿にすぎません。今回の講座では、クラゲが一生のうちにどのように姿を変え、子孫をふやしていくのか、クラゲの姿を観察しました。

 講師は科学館の橋本ひとみ社会教育指導員です。
 クラゲは6億年も前から地球にいる生物で、世界に3000種以上いるといわれています。クラゲには刺すクラゲと刺さないクラゲがいますが、どちらもほとんど泳ぐ能力のない、水中で浮遊生活をするプランクトンです。

 次に双眼実体顕微鏡を使い、クラゲの姿を観察しました。サルシアクラゲに餌を与え、食べる様子を観察します。

 双眼実態顕微鏡を使うのが初めてという方も多い中、みなさん上手に使いこなし真剣に観察していました。

 双眼実体顕微鏡で見たサルシアクラゲです。傘の中から長く伸びているのは口柄(こうへい)といい、消化管の役割をします。
 口柄の先端に口があり、エサを食べると口柄部分が膨らんできます。

  こちらはシミコクラゲです。傘の中にできた「クラゲ芽(が)」の観察を行いました。
 口柄にくっつくようにしてできたクラゲ芽は、本体のクラゲのクローンであり、好条件下でいくつも放出され、個体数をふやします。

 クラゲは一生のうちに何度も姿を変えます。こちらはポリプの状態です。クラゲによっては、ポリプがそのままクラゲになったり、ポリプにクラゲ芽がついてふえたりもします。このようにクラゲのふえかたは多様で大変ユニークです。

 最後にクラゲの採集の様子が紹介されました。今回のクラゲは講師自らが松島湾などで採集してきたものです。クラゲの採集では、「夢中になりすぎて海に落ちないこと」が鉄則です!

 知れば知るほどクラゲの不思議な魅力に引き込まれる講座でした。希望された方にはクラゲを持ち帰っていただきました。翌日、持ち帰ったクラゲから小さなクラゲが生まれたとの報告もいただきました!ご自宅でも、クラゲがかわいらしく水中を漂う姿に癒やされていただけることでしょう。


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